男たちの夏
世の中を憂いて人を呪い、己を守る為に他人を寄せ付けないオーラをかもし出しているあたしからするとスキンシップを取る事は大変な勇気を要する。
他人との交流を図るスキンシップは言葉だけには留まらない。
互いの体と体で触れ合い、交流を深める手段も存在する。
これだけで見ると何だかいやらしい感じもするが、そう感じるのはその人の頭の中が性欲を持て余す状態になっているからに違いありません。
例えば海外に行けば、挨拶代わりに抱き合う事やフレンチキス程度は普通に見られる。
だがそれはやはり海外の話であって、日本でこんな事をした暁には「誰か男の人呼んでー!5人くらい!」と言う目に逢うか光の速さで110番されるに決まっています。
こんな風にやれ欧米か欧米かと言っている日本人ですがやはり根本の部分は気難しい所があるので、例え気心の知れた相手でもスキンシップを図るのは抵抗がある筈なんですね。
互いの関係が希薄になってしまった昨今ですが、それでもちゃんと交流を図っている人はいるもので、仕事中に相方の髪を撫でる野郎同士の姿を見た時には、それ相応の絆を見た気がします。
昔何処かで聞いた事のある話なのですが、例えば男女一組のカポーがいたとして、最初は手を繋ぐ事すらもこっ恥ずかしいけれど、夜の勉強会を済ますと手を繋ぐ程度はどうとも思わず、互いの髪を撫でるという行為にコミュニケーションの手段が発展する事があるそうです。
まぁ髪を撫でられるというのは、人間で言えばまだ野生の時代に親に毛づくろいをしてもらっていた遠い祖先の記憶に通じる物があるので、余程心を許した状態で無いと難しい=愛しているわ身も心も・・・という事なのでしょうね。
つまり互いの髪に触れている奴等はそれ相応の関係であると見て間違いありません。
と、いう事はつまりあたしが昼間見たのは・・・・・・ゴクリ。
カテゴリ : 日記