【チューニングは】GSX-R1000L2を修理するぞ修理するぞ【自己責任】
これまでのあらすじ。2015年に車検を通してからFIエラーを吐き出し続ける雪風(L2)
サブコンを外し、排気サーボモーターを交換し、ついには10500回転以上回らなくなった。
かくなる上は診断機と相成ったが、一向に来ない連絡に業を煮やしたアンチャンさんは元のチューナーを訪れるのだった。
かかったな!バイク日記だ!
■チューナーの元へ

そんなわけで神奈川県茅ヶ崎市までやって来たのだ。
■状況を伝える。
・最初のエラーは車検から受け取り後に発覚した事。
・車検時にはインジェクター調整を行い、その際「レギュレーターのハーネスがわからなくなった」」と言われていた。
・最初はモード切替時に発生し、エラー表示と共にA固定になる。
・電圧が不調前はメーター周りで14Vを超えていたのに今は13・8Vくらい。
・バッテリーの不調と思い充電→新品バッテリーに交換。エンジン始動と同時にエラー表示はなくなったが、しばらくすると再表示。
・サブコンを外し、スロットルポジションセンサーを調整したらしばらく治まったが再発した。
・その際の水温は105℃だった。
・昨年の夏に排気サーボモーターが故障してその際に完全放電を行ったら表示がなくなったが、しばらくするとまた表示された。
・10500回転以上回らなくなった。
以上からECUだ!と断言されているが、ECUを手配する手配すると言われ続け早1年。
ECUって言うか電気じゃね?
と、言う事でハーネス周りを見てみると・・・
■驚愕の整備ミス

ハーネス周りを点検。
まず、大容量コンデンサの配線がされていなかった。
リチウムフェライトバッテリーの始動性不足を補うめ為に、走行時の過電力をコンデンサに蓄える機構を装備していた筈だが、丸1年ただ乗っけているだけだった。
そりゃ始動性悪いわけだ・・・

謎の短絡コネクタ。
「これつけた覚えある?」
“(覚えは)ないです”
O2センサーに刺さっていた謎のコネクタ。
エラーログ拾うのはO2 センサーじゃなかった筈だし、なんだこれはたまげたなぁ・・・
取り敢えずまずは怪しいって言うか、以前と変わっていた所を元に戻しエラーが出るかどうかを再確認。
いざ・・・尋常に、一本目、試走!
FI ┏( ^o^)┓ドコドコドコドコ┗( ^o^)┛ドコドコドコドコ
しかし12500回転までは回るようになったぞ・・・するともしや・・・
“あのぉ、預けた店にぃ、インジェクターは問題ないのかって聞くとぉ、問題ないって断言されるんすけどぉ”
「うーん、スロットルボディ見てみる?」
そんなわけでスロットルボディとご対面・・・する際にラムエアボックスを外す事になる。
以前にラムエアボックスのネジを1個失くされたと書いた事があるが、それを指摘してつけたと言われて車両を引き取ったのが3月29日、で今日そのネジが1個失くされたままとわかりました。
ああ、もう信用ならんわ。
なにがマジックインジェクターだよ、他店との違いを声高にアピールする前に基礎整備をしっかりするのと客に嘘つくのやめろよ。
で、スロットルボディと対面すると、アクセル操作に連動しセカンダリーバルブは動く。
そこで店主に電流走る・・・!
「この赤茶色の液体・・・あー・・・」
キャブレターで起こる症状らしい。
燃料が霧化しないで液に近い状態で吹かれると燃焼をせず溜まっていく。
排気バルブを見ると赤茶色になっていた。
ECUECUと言われているが状況からしてインジェクターの加工直後からこうならば、インジェクター周りも再点検を要するだろうとの事。インジェクターは問題ないのか?大丈夫か?と何度も聞いたのに「大丈夫だ」と取り合わなかった結果がこれである。
そして更に明らかになる整備ミスとして
・オイルが限界MAXまで入れられていた。
・ブレーキホースの取り回しが適当になっていた(左右非対称の取り付け)
・ブレーキペダルにゴムバンドをつけて効き味を調整していたのに外されていた。
・チェーンの遊びがなくガチガチの状態になっていた。
・預けるといつも傷がついて帰って来た。
■桜の夢
3月29日に桜の夢を見たと書きました、桜の夢は築いてきた物が壊れる事を暗示すると。
ええ、壊れたのは信用ですね、もう我慢ならんわ。
確かにインジェクター調整は自分から進んで行った、もしかしたら不良も自分だけかもしれない。
だけど診てくれと言っても取り合わないのはどうなんだ。
しかしこれは自分達の日々の仕事でも言える事で客が抱いている潜在的な不満をスルーしている事もあるだろう。
ただその溜まった不満は何かをきっかけに確信に変わるという事を身をもって知った。
今日限り マジックインジェクターのステッカー剥がしますよ
で このバイク 責任もって直しますヨ
次のオーナーが泣かないために――
カテゴリ : 地上最強のヨメ GSX-R1000