エム・エム
当直開けの事でした。そりゃボランティアじゃないですから、わざわざ夜の勤務を終えたら残ってなんかいません。
社会に出てから残業は悪!という信念は揺るぎません、働きたくないでござる、だけどお金は欲しいでござる。
で、さっさと帰ろうと思ってたんですけど、その日のみの外来の医師が子供を預けられなかったから面倒見て、と。
まさかな・・・と思ってたらアンチャンさんに白羽の矢が立ちましたよ、やめてくれよ・・・(絶望)
と、いうワケでこの前の金曜の当直明けに6歳女児を預かったワケなんですよ、半日。
しかしですね、相手が男児ならポケモンとかワンピースとかライダーとか適当に話を合わせられますけど、女児ですよ、一体何を話せって言うんですか?アレですか、好きなプリキュア何?なんて聞けばいいんですか?
聞いたら最後変質者ですよ、やめてよね、アンチャンさんブヒブヒコポォwwwなんて言うキャラじゃないんだから。
「あ、ウチの子大人しいんで本を読み始めたらずっとそのままですから・・・」
“じゃあ何か困ったらお兄ちゃん呼んでね?”
(プイ)
うわ、おもっくそシカトされたわ、可愛くねえガキだわ・・・
いやいや6歳なんてこんなモンかもしれん、しかし預かった子供を本当に放置と言うのもアレだ、患者さんから届いたお歳暮の菓子詰め合わせでも持って行ってやるか・・・
“甘いのとしょっぱいの、どっちがいい?”
(プイ)
神様、僕何か悪いことしましたか?ここまで子供に警戒されてんですか、何か邪悪なオーラ出てますか?
あーもういい、もう好きにして、好きに・・・と放っておいたら、ガキがアンチャンさんをお呼びです。
どうやら、一人で籠るのも飽きたらしいから診療所を案内しろと言う。
で、目を放した隙にいなくなってたりとかね、機材の中に入ってたりとか、スリッパを階段の下に投げて取って来い!とか、好き勝手してくれるじゃねえかガキが。
それに対し「はいはい」と言いながら付き合うアンチャンさんを見ていた人が一言。
「アンチャンさんは弩Mですね」
うるせえ。
その日の内に、アンチャン弩M説が仕事場を駆け巡ったのは言うまでもない。
ちなみに今日も当直です・・・
カテゴリ : 日記