詳しくは書けないんですけど、ちょっと前の夜中にね、事件があったんです。
言うても刑事事件ではなくて、医療事故…いや事故未満に機転を働かせて防いだってのが正確ですかね(ここで自惚れるスタイル)
かいつまんで言うと処置に必要な機材が通常置いてある所になくて、よく似た別の機材が置いてあって、そいつを現場で展開しちゃったもんだから、中身が違うぞ!って話。
~そして、夜が明けた~
“と、いう事があったんですけどね、誰があれを置いたんです?”
朝一なのでなるべく穏やかに、そう静かなる怒りをたたえ超サイヤ人に目覚める様に、機材担当の看護師に聞いてみる。
早速紛らわしい機材は別の場所に置く、本来の救急セットには印をつける、という事になったのだが、これは医療事故に繋がるという事で嗅ぎつけてきたのが医療安全課なる連中。
説明しよう!医療機関には院内の安全を図る為に、ヒヤリ・ハットを集計して報告する部署が必ずあるのだ!
尚、ウチでそいつらに嗅ぎつけられると定例会議で「あぁ~こいつ事故起こしましたよぉぉぉぉぉ~ッ」と吊るし上げられるので、事故報告率が低いのが問題なのだ!
「あ、すみません、今回の件は同じ事が起きない様に周知をしようと思います」
“周知して下さい、あれ僕だからどうにかなった様なもんですよ”
「そこでアンチャンさんをどうこうするわけじゃないのですかインシデントレポートを書いて下さい」
そこでブチ切れですよ。
“あのさぁ…
言わな、書かなかった?今回の件、僕被害者じゃないですか。こういうのって本来あってはいけない場所にある筈が無いものを置いた人が書くべきですよね?僕間違った事言ってますか?そもそも周知をするなら、何でこういう事態の前にしないんですか?夜中に動く人の事考えてないですよね?むしろ僕に何でこういう事になったのかのレポートを下さいよ。それでも書けって言うなら書いてやりますけどね、委員会には僕も出ますよ、もしあなた方が自分達の保身をする様な内容に資料を修正していたらその場で訂正してもらいますからね?
と、言う事を例え相手が日頃よく話す人であっても人目もはばからず言うから、いつになっても部長様に睨まれてるんだろうなぁ。
尚、その間違った機材を置いたのはレポート書いてくれと言ってきた人間なのは調査済みなのだけど。
オメー今日から敵な、大分そそっかしいのは目を今まで瞑ってたけど敵、テキ、英語で言うとTEKI!