【復活の】GSX-R1000L2のエラー原因確定・・・か?【L2】
これまでのあらすじ。スロットルバルブに茶色の液体を見つけた雪風(L2)はインジェクター不良を疑い、インジェクターを入手したのだった。
■かかったな!バイク日記だ!

そんなわけで再び茅ヶ崎まで行ってきたのだ。
まず超音波研磨をされたインジェクターとご対面。

おわかりいただけたであろうか・・・プライマリーインジェクター(上側)のホールに付着する霧化していないガソリン・・・
ここ、ゴムのOリングが噛まされているんですがそこに浸るくらいの燃料がドヴァドヴァ吹かれてるんですな。
ちなみにセカンダリーには見られない現象。
つまりセーフモードになるとプライマリーインジェクターが常時多量の燃料を吹き出すと。

おわかりいただけたであろうか・・・プライマリーインジェクターが茶色い。
いや、もしかしたらインジェクターってこういうモンかもしれんけど。
これでエラー消えてくれよなー頼むよ―と試走。
回るッ!回るぞォォォォォォ~13750まで回るぞォォォォォォ~ッ!
やっぱり不調の原因はインジェクターやったんやな・・・て・・・と、そこでエラーを吐き出す条件のモード切り替えを発動ッ!
FI┏( ^o^)┓ドコドコドコドコ┗( ^o^)┛ドコドコドコドコ
だがわかった、インジェクターを交換してエラーが出るならエラーが出る条件を記憶すればいいわけだ。
エラーが出る条件はモード切り替えでCにした時、水温が105の時。
■改造手術
以上の事を伝えてみる。
・Cモードで発動という事ならばまずフルパワーのAに比べて燃料が薄いだろう事が推測されるのでは?
以前に海外のR1000フォーラムでABCの燃料増減マップを見たら中速から著明にリッチに振られていたのは記憶しているが、低中速は然程変わらなかったような・・・あとABCはセカンダリースロットルバルブと点火の進角の差だったと思うんだよなぁ・・・
そしてキーワードの水温。
105℃でセーフモード突入ならば105℃で燃料を濃くしているという事になる。
つまり燃焼しきれない燃料をブチ撒ける事でヘッドの温度を下げているという可能性も微レ存という事で・・・

ここにウォーターポンプがあるじゃろ?
これを・・・こう加工して・・・
「こうじゃ!」
“うわ、僕が見ても別物ですよこれ、新型でやりましょう!”
■アンチャンに電撃走る
“あっ、そうだ。以前に水温が安定しないって相談した事ありましたよね?”
「そうだっけ~?そんな事があったようななかったような」
“確か寒い時期にもてぎに行く時に水温が75℃から68℃に下がって68~75℃の表示を繰り返すってやつです”
「あーサーモスタットに何かしたねぇ、見てみる?」
そんなわけでサーモスタットを取り外したのだ。
「そうそう、あの時はサーモスタットに【検閲削除】したんだよ、ちなみにこれ82℃で作動するって書いてあるね」
“サーモスタットって電気的なメカニズムで動く物じゃないんですか・・・”
「取り敢えずお湯を沸かしてみようか」
“・・・・・・動いてるんですか?これ”
「ガンマ用と比べてみよう、あ、壊れてるねこれ。このままで北海道には行かせられないなぁ」
“あの、まさかサーモスタットが壊れて水が回らない→水温が上がる→モード切り替えで燃料が薄い→ヘッドが熱い→ECU「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」→セーフモード発動、という可能性は・・・”
「とりあえずサーモスタットを外そう。レーサーなら外してるし」
あぁ~^そう言えば初めてエラー見たのは信号待ちだった気もするんじゃあ~^
次に直した!言われてから再び見たのは桶スポでコースイン待ちの時の水温100℃越えのCモードの時だったんじゃあ~^
■と、言うわけで
サーモスタットを取り外し、更にウォーターポンプにちょめちょめを施し、コレで駄目なら次はレギュレーターだねという事でCモードオンリーで渋滞の下道に突っ込んでみる。
意図的に4回渋滞に突っ込んだ。
水温は104℃までしか確認出来ず、ファンの作動は無かったが、100℃越えでエラー確認出来ず。
以上から1年に渡り頭を悩ませ続けていたFIエラーの原因はサーモスタット故障の可能性がディ・モールト(非常に)高いという結論になりました。
ECUだ!と断定されて1年、結局ECUの手配も音沙汰無しだし、バイクの発する信号とオーナーの声に耳を傾けてくれなかったオチがコレである。そう言えば「水温が上がるとエラー?わからない」と言われた事があるが、考えればまず水回りを疑うべきだし、ECUは最後の最後だろう・・・
そのレベルでそこそこの経歴のあるレース屋の仕事と言うからもう何を以ってバイク屋さんを信用すれば良いのやらw
これでしばらく様子を見る形として、今度こそFIエラーとはオサラバしたいもんだぜよ。
Aモード固定のFIエラーはサーモスタット故障、アンチャンおぼえた。
カテゴリ : 地上最強のヨメ GSX-R1000