最高の優れた楽器でも造られたままでは本当の音は出ない
「正しく調律」と「ふさわしい演奏者」そこで初めて本当の音が出る
たとえば名器と言われる楽器がありますよね
百年も前のピアノとか弦楽器・・
その音が評価される時は必ず名製作者&名演奏者となる
百年も前の楽器が今も本当の音を出す それは音を合わせ楽器を整備する名調律師がいたからでしょう
ぐだぐだお前は何を言ってんだ・・?
かかったな!バイク日記だ!
3月に入って初めて使う気がするこのフレーズ、嘘つきました2回目でした。
さて、冒頭から聖書と崇め奉る湾岸ミッドナイトのポエム全開ですが、今回のテーマはチューニング(調律)です。
例えば製造ラインから出てきた車体の状態を80とすれば、納車前整備はそれを90に上げるモンだと思ってます。
その納車前整備こそ実はチューニング、つまり調律であって、実際の使用にあたってアタリのつくであろう各部を使用に耐えうる様に仕上げる所に整備士のスキル差が出るのであろうと。
だからなんだっつー話ですが、今回は日頃燃調燃調とぶつくさ言ってるアンチャンさんがL2ちゃんのインジェクターをオーバーホールして製造誤差を取り除いた話です。百聞は一見にしかずと言いますから、まず見てもらいましょう。

これはR1000のプライマリーインジェクターの1分間の燃料吐出量です。
左がストック状態、右がオーバーホール後になります。
どうです?酷いでしょう?64CCの吐出量のある3番が基準とすれば1、2は62CCで4に至っては6%も誤差がある。

左がストック状態の霧化状態、右がオーバーホール後になります。
1、2の霧化が良くなりました、4番は・・・頑張りすぎ?
プライマリーインジェクターはパワーコマンダーで介入をする部分なので、ここが本来のベース燃料を適切に出していない時点で燃調補正の本来の状態なんかわかりっこないし、元々のEgにちゃんと燃料を遅れていたかも怪しい。

こちらが7000回転以上で作動するセカンダリーインジェクターの吐出量。
1分間の噴射量はプライマリーに同じく64CCでこちらは1、2番頑張れ。

左がストック状態のセカンダリーインジェクターの霧化状態、右がオーバーホール後。
霧化状態が良くなりました。
このインジェクターオーバーホールで何が良くなるかと言うと、まず燃料を送る誤差が無くなりますからEgへ本来供給されるべきだった燃料量に限りなく近くなります。
次に燃料の霧化状態が増す、即ち燃焼しやくなりますからより効率良く出力を得る事が出来ます。
パワーでどのくらい上がります?
そーだな・・数字にはできないかもナ 言われたら速くなったよーナ
インジェクターチューンてのはそんなモンだ
ただフィールはよくなる
回しっぱなしじゃなくてほんの少し足すとか抜く時とか・・
スロットルオフで姿勢をつくってコーナーへ入る時とか キクよナ絶対
高価なパーツを着けてチューニングだカスタム()だと言う前にキチンと純正の性能を維持してやる。
その上で純正を生かすプラスアルファ、これがアンチャンさんのコンセプトです。