待ってたぜェ!!この“瞬間”をよォ!?

何を待ってたかってーと茂木ですよ、ツインリンクもてぎ。
ツインリンクもてぎって言うからには・・・かかったな!バイク日記だ!
いや、このフレーズ使うの久しぶりっすね、だって弩新品のディアブロスーパーコルサSCV2前後入れましたし、オイルも弩珍品のマイスター3000AXって言う湾岸ミッドナイトで言うところのタルガオイルみたいなの入れましたから、美味しい所、特にタイヤの新品部分はもてぎで使いたいのが人情じゃないですか。
なもんで夏の暑い時期が終わっても耐えに耐え、今日を迎えたワケですよ。
いつも覗いてるレーシング系ブログも暑さのせいで更新が滞っている今だからこそ、どんどん減ってるレーシング系の人が見て鼻で笑う記事を投稿しようって気になるじゃあないですか。
■思わぬ先客
今回の走行枠はN2という公道走行可能車両のみが走れる2枠のみ。
まあ連休明けだし、空いてるだろうと思いきや・・・結構いらっしゃる、お前らどうやって暇作ってんだ。
しかし走行枠までまだ大分時間があるのに、コースから轟くばおくおん!
いやマジでばおくおん!しかも音が濁った2stのような音で、何でドゥカティ走ってるん?なんて思って、サーキットでは一匹狼のアンチャンさんが珍しくコース脇にいる人に聞いちゃいました“何が走ってるんですか?”
「RC213VとYZRM1の新型のテストっぽいですね、今日使えないピットにワークスチームがいます」
“──!?”
なんと目の前をプロトタイプのM1に213Vが走って行くじゃないですか!レース観戦の距離じゃなくて、同じピットロードを使うのでマジで間近です。
流石に間近でカメラ構えるのは悪いなと思ったのでコッソリ撮ってきた、皆には内緒だよ。

新型M1
今回テストしていたのはミシュランタイヤっぽい。

走行中の新型M1
あのね、速すぎてカメラ追いつきません。
ちなみに213Vの方ですけど、冗談抜きでメインストレートで空気を切り裂く音を聞きました。
しかもあいつらブレーキングポイントが100~50m看板付近からとか気が狂うとる。
以前に雨の中テールスライドさせながら走る坂田を見て次元が違うと戦慄しましたが、超スピードだとか催眠術だとか、そんなチャチなもんじゃねえ・・・

■走行にあたって
あんね、暑い。
今日はちょっと暑いかもなんて言われてましたが、最高気温27℃くらいでしょ?ヨユーヨユー。
なんて思ってた自分が間違っていた。
ついでに走行に伴う緊張状態を測る為に心拍数を測ってみた。
救急の現場でもやる方法で15秒若しくは30秒の心拍数を測り1分になる様に倍数をかける。
茂木にはご丁寧にデジタル時計がフィニッシュラインに設置してあるので、それを見ながら計測すると脈拍120。
通常の状態じゃねえ・・・そう、それが後々尾を引いていたのだった。
■ロガーで計測
今回からGPSロガーを導入し、タイムを計測する事にした。
しかしロガーを使うまでもない、何か今回乗れてない。
そりゃ台数多いし、5ヶ月振りの走行だしと色々あるけど、4月に感じた壁を越えた的な感覚が全くない。
タイムを見て愕然、恥ずかしくて数字すら言えないレベル。
しかしコレが中々面白く、最高速が他の周回より遅くてもタイムが上という結果が散見される。
どうやら走行ラインによって、実際の走行距離が全然違うらしい。
データによっては10m以上も違ってたりする。

コレが一番マトモだったラップの走行記録。
2コーナーで全然クリッピングにつけていないし、130Rの進入がおかしい。
いやあ今回の130Rは強敵でしたね、2回・・・いや3回ほどライダーブレイクかましそうになりましたからね。
あそこの進入で前までに190km/h越えるって一体何が起こっているんだろうか?
■スリッパークラッチ調整の結果
ビクトリーコーナー対策として、スリッパークラッチの効きを1段階強めに設定したのは北海道に行く前の事。
実戦テストという事でビクトリーコーナー一個目の左に向けてブレーキングしながらシフトダウン!
お・・・おお・・・人間スリッパークラッチより穏やかな姿勢制御が効くじゃねーの!そのせいかビクトリーに進入する前の左や最終立ち上がりのラインも変わっているのが自分でもわかった。
■他
4月に比べて明らかに調子が出ていないのは自覚していたのだが、今回はフルブレーキングをしながらのライン変更で前走者をパスしなければならない機会が何回かあった。
実際にラップタイムには大きく影響してはいるものの、通常とは違うラインでも結構なんとかなるらしい。
また色々なライテク本で言われている、コーナーのRに合わせてブレーキを解除という言葉の意味がようやくわかった気がする。成る程、ブレーキは引きずるモノという事か。
■まとめ
まず走行に当って5ヶ月という空白期間が長すぎた。
タイム的には大した事がなくてもスピードへの恐怖心が間違いなくある。
そうは言ったものの、お金とか、お金とか、お金とか色々かかるので、コレが現状という事か。
もしもはないと言うけれど、130Rでの自爆寸前の周回は繋がっていれば絶対に結果が出ていただけに悔しい。
でも、これが結果。今年の茂木はコレで終了。
来年は富士スピードウェイにするかもしれないし、このまま茂木を走るかもしれないけれど、とりあえず今年は終了。
無事故で帰って来れたのでそれで良しとする。