【4気筒の1000CCで200馬力は】GSX-R1000L2、パワー測定4回目の巻【やっぱりムチャでしょ】
あらすじ。かつて同じ器械だからと一般量販店でパワー測定を行ったL2ちゃんは、測定毎にバラつきのあるデータに嫌気が差し、アンチャンさんと静かな生活を送っていた。
そんなワケで信頼出来る技術を持ったシャシダイ屋、という事でバクダンキットで有名なケンソーを紹介して頂き、改めてヘッドチューン後のL2ちゃんのパワー測定に行って来ました。
ノーマルエンジンでクランク出力180馬力とか平気で言って来たり、ローラー回す速度が速くて測れないとか変な事言い出して、ダイナモの上でレブに何回も繰り返し当てる様な所はもう信用なりません、人のバイク壊す気だろ和光2輪姦さんよ。
今回測定を行うケンソーまでの距離は約30km程で、道は環八をひたすら真っすぐ行くだけと単純だったのですが、土曜+年度末+昼間+増税前というフォースコンボを食らいまして到着に1時間20分も要しました、渋滞さん許して!(熱で)エンジン壊れちゃーう!
到着直後に早速測定小屋にL2ちゃんは連行されて、身ぐるみ(サイドカウルとタンク)剥がされて何やらハーネスを繋がれます。エンジン全開!(オォン!アォン!)
今回は流石にローラーを回す速度が~とか変な事言われなくて4速で3回すんなりと測れた様です。
そんなヘッドチューン後の後輪出力がこちら。

後輪出力:161.1馬力 トルク:10.4kg/cm2
燃焼室形状変更以外、ほぼ同様のチューンが施されたK7がこちら。

後輪出力:171.12馬力 トルク:10.74kg/cm2
測定器械が異なりますけど、多分バージョン違いなので、まあ精度その物の差は許容範囲でしょう。
以上の結果から歴代で1番パワーのあるのがK7という事はデータ的に間違いはなく、またL2はパワーダウンをしているというのも間違いない。
後輪出力からクランク出力を正確に測る方法は、エンジン単体で計測するしか無いとも改めて言われたので、巷でよく言われる1割~2割増しの出力となると、177馬力~193馬力がクランク出力となりますから、おやおや、エラーを吐き出しまくった前回の測定値とあまり大差が無い。

流石に10%のマイナス修正とは思えないので、よく言われる12%修正とすると現在のL2ちゃんは180馬力が最大出力となる。
ちなみにこの数値は06年式のCBR1000RRレーサー、現行10RのフルパワーモデルとMVアグスタと同じくらい。
まあスリポンでこの数値は上等でしょう。
オマケ

時間単位の出力特性。
コレを見ると最適シフトポイントは11000回転くらいで、引っ張っても12000まで。
それより上はトルクの落ち込みこそ少ないものの「回せる」という認識の方がいいのかも。
但しパワーアップの恩恵はピーク時の出力のみでなく、ピークまでの出力特性の変化という一面もあるってプライド4の表彰台争いをしている人も言っていたし、L2ちゃんに手を入れてくれたチューナーさんも言っていたので、大事なそこを今後も忘れずに扱って行こうと思う、まる
カテゴリ : 地上最強のヨメ GSX-R1000