超常現象ドンと来い!
昔の人は現代人に比べるとそりゃあ比べ物にならない生活をしていたもので、例えば明治以前なんて郊外では日が暮れれば辺りは本当に真の暗闇でその中を歩けば狼、野犬じゃなくて狼に襲われて命を落とすなんてしょっちゅうよ。
狼なんて日本国内においては絶滅してしまいましたが、逆に今の時期は別の意味で男という名の狼が飢えに飢えている事でしょうね、貴方は狼に変わりますか?
おまけに医療を始め諸々の文明レベルも現代とは比べ物になりませんから、もう理解不能ッ!理解不能ッ!な現象が起こるとそれこそ超常現象を見たレベルの解釈になっちゃうんですよね。
年配の両親がいらっしゃる方は子供の頃によく迷信めいた事を言われたと思うんですよ。
あたしなんか、母の皮を被った悪魔が、まぁ性格上簡単に細木婆ァに騙されちゃうオツムなので仕方ないかな・・・とは我ながら思うのですが、夜に爪を切ると死ぬとかね、言われたモンです。
ちなみにこの夜に爪を切ると死ぬという迷信の根拠は、まだ電気が普及していなかった頃の夜は冒頭に述べたように日が落ちれば真っ暗で照明は行灯(あんどん)という生活。
そして爪きりという物は存在せずに、ハサミで爪を切っていたものですから当然怪我が耐えません。また衛生環境も良くなかったので、そこから破傷風菌に感染して命を落としてしまう―――と、いった事例が後を絶たなかったようなので生まれた迷信なんですね。
今日お気に入りのコップが縦に真っ二つに割れていました。
不吉を感じたあたしは、彗星が訪れると不幸が起こるという中世欧米の教えに則り、一歩も家から出ませんでした。
出ませんでした。
カテゴリ : 日記