地上最強の嫁~GSXじゃないと駄目なワケ~
人格形成には幼少期~成長期の経験が物を言うそうだ。
だから例を挙げればオバQが犬を極度に恐がるのは物の怪だから吠える犬が嫌いという理屈ではなくて、さしずめ幼少期にあの外の白い皮を犬に引っ張られてオバケの世界の公衆の面前で全裸にでもなったからだと思うんだ。
ココを見ている天使のような皆さんは、あたしが重度のバイクキチガイ(以下バイキチ)であるのは重々承知であろうけれど、コレにだってちゃーんと理由がありました。
先日3歳の頃の写真を引っ張り出しました。
まぁこんなあたしにも純粋無垢な時代はございまして、見る物全てに共感し感動していたようで、その引っ張り出した写真には当時放送していたhttp://www.super-sentai.net/sentai/change.html"Target="_bank">電撃戦隊チェンジマンのチェンジグリフォン(リンク先の黒いヤツ)の真似をしている姿が映っており、今見ると何故にそんな格好を・・・と思うのですが、どうやらこの黒いヤツの中の人に憧れていたようです。
ちなみにこの黒の中の人は、テライケメンで出で立ちが上は黒い皮のライダーズジャケット。
下は皮パン、劇中で乗り回しているバイクがGSX-Rと知ったのは十数年後の事でした。
それから4年後の7歳の頃の写真を引っ張り出しました。
まだまだあたしも純粋だったようで、そろそろ人という生物に汚され始めるのですけれど、そこには仮面ライダーBLACKの真似をしている姿が映っており、今見るとこの頃から既にヲタクとしての片鱗が見え隠れしていたんだなぁ・・・と思えます。
ちなみに主人公の南光太郎が劇中で乗り回しているバイクがGSX-Rと知ったのは十数年後の事でした。
それから時は流れ21世紀。
社会的にも大人と認められる年が近付くにつれて、写真の頃の事は忘れてしまったけれども、色々な縁からバイクという乗り物に興味を抱き始め、いつかは乗りたいなァ・・・と思い始めたのがGSX-R1000。
そう、年式と排気量が違うけれども昔昔の大昔のあたしの中でのヒーローが乗っていたのと同じ名前のバイク。
この憧れの気持ちを例えるならば、東方丈助の髪型と言えば適切だろうか。
だからよ~~~疾風翔や南光太郎のような人に少しでも近付きたいのよ~~~。
それでもいつかいつかで、気がついたらGSX-R1000というバイクが出てから7年経った。
買うチャンスはいくらでもあったに違いないが、その時に動かなかったのは、間違いなくまだR1000に乗る時ではないと見えない何かが言っていたに違いない。
それでも少しでも憧れの対象の事は知ろうと日本国内で発売されているバイク誌は全て買い漁り、R1000に関連する記事は全てファイリングしてある。
そして去年の10月、流出したR1000の写真を見た瞬間にあたしはコイツが探していたバイクだと一目でわかった。
このバイクの為に色々な事を我慢した。
だからこのバイクはあたしの全てだ。
そんな全てを突っ込んでいるバイクが昨日の鈴鹿8時間耐久レースで11年振りにホンダのワークスを破り優勝した。
野球で例えればジャイアンツを楽天が破ったような物だ。
野球の事はよくわからんけども、きっとそんくらいだ。
レース開始一週目でトップを獲り、以後8時間トップを走り続け、暗くなった夜7時にもパワースライドをしながら鈴鹿のコーナーを駆け抜け、二位のホンダワークスに2分の差をつけトップを走るR1000の姿を見た時には涙腺が緩んだ。
GSX-R1000K7、名実共に地上最強となった細君に出会えたあたしは本当に幸せ者だ。
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