モテモテ携帯空間
二次創作と言えども、これまでに物を描いたり書いたりした事があるので、少しだけだが物書きの気持ちというのはわかるつもりだ。
日本人の多くが手軽に読んでいる週刊誌の娯楽漫画だって、その裏では作者が毎日毎日地獄のような苦しみを味わいながら生み出されているなんて誰が考えようか。
それを生業としているのだから当然だ、という声も何処からが上がるかもしれないが、趣味の延長であったとしても、その生みの苦しみと言うのは物書きならば避けては通れない宿命の筈。
事実こんな日記、たかだか日記なのにあたしを含めて色々な人のブログやmixi等を見て回ると如何にネタが無い、ネタが無いという文字が見受けられる事か。
それは趣味の延長であるにも関わらず、人に何かを伝える行為がとてつもなく難しいという事を表しているからに違いない。
それでも敢えて物を伝えたいという人が多く現れたようで、ここ最近は携帯電話を通じて読める”携帯小説”なるものが流行していると、ココで勝手にリンクさせてもらっているブログさんで取り上げられておりました。
なんでも、読者の多くは10代~20代前半の若年層が圧倒的に多いらしく、寄せられるコメントの一部を抜粋すれば
「感動して涙が出ました」とか「凄く登場人物に共感出来ます!」
これは心が乾ききっていると言われている現代日本人の姿とはかけ離れている言葉。
こんな具合に感動を若者に与える事が出来れば、その携帯小説の作者は若者にとっては正に神秘性(カリスマ)を持った存在として君臨するであろう。
と、いうワケで書いてみる事にしました。
その携帯小説ですが、話の元ネタをUPしていたブログさんの分析によると、主人公は女性である事が多く(コレは作者自身が自身を反映させたキャラを主人公としている為)恋人がおり、蜜月の日々を過ごしている。
けれども主人公には新たに気になる存在が出来てしまってついつい出来心からセクロスをしてしまう。だが、その罪悪感から逃れられず恋人に全てを白状し、別れるかと思いきや仲直りのセクロスをするのだけれども何故か恋人が不慮の事故や何かで突然死んでしまったりして、私・・・一人でも生きていくよ・・・・・・
絶対嫌だ、こんな女。
どこかで見た事あるなと思ったら、昔昔の大昔に見た事のある少女漫画に似たような凄く嫌な主人公の女がいたんですよね、そうそう、確かママレードボーイとか言う作品だったかと。
まぁコレは断片的な情報なので、あたしの認識不足な点も多々あるのは当然でしょうが、要は恋人との情事の果てに恋人は死んでしまっても、一人でも生きていける強い自分という所に共感出来る部分があるのではないかとあたしは睨みます。
なんにしろ、抑えるべきところは、愛欲の日々と突然死ですね。
「炎(ファイアー)と氷(アイス)恋人と私~ファントム・ブラッド~」
女というのは不思議な生物で、愛を確かめるという意味で恋人の胸で抱かれたいという思いもあるけれど、一方で恋人を優しく抱きたいと思う事もある。
何気なく普段を送っているだけに見えても辛い時はある。
そんな時は頼れるあの人に傍にいて欲しい。
逆に、あの人だって困った時にはあたしを頼って欲しい。
そうして今、あたしの胸に抱かれている彼を包み込む事で微かに覚えるやすらぎ。
一体何があたしにやすらぎを与えるのだろうか?
この人の存在?それとも母性という備わった本能?
お互いが言い出すでもなく、自然とあたしはこの人と肌を重ねていた。
一体何度この人と逢瀬を重ねただろうか?
ううん、そんな事はどうでもいい。今はただ彼の温もりを感じていたい。
私の腕の中に彼がいるだけで、いい・・・それだけで・・・・・・
・・・・・・・・・・・・?
「こ・・・こいつ」
彼は私の腕の中で穏やかな表情を浮かべている。
けれどもその瞳の焦点は空を見ており、あたしに回された手からは力が抜けているようだ。
「・・・・・・死んでいる・・・・・・!」
彼の人生は忘却の彼方へ消え去りました――――
それは世の中の人々には決して知られる事のない歴史です。
彼の生きた人生の物語は世間に聞こえる事は決してありませんが・・・
彼の子孫には聞こえるでしょう・・・
あの時・・・
あたしの体内に宿りつつあった新しい生命には、きっと・・・聞こえるでしょう。
~完~
駄目だ、自分でもサッパリ意味がわからん。
カテゴリ : 日記