最低だ…俺って
毎年これからの季節が憂鬱で仕方がありません。
それは何・故・か・?
事の発端は61年前に遡ります。
列強各国に焚きつけられまんまと挑発に乗ってしまった日本は当時の先進国を相手に戦争に突入しました。
”大和魂”という根性論を唱えアメリカに立ち向かいましたが、根性で世の中何とかなれば誰も苦労はしません、我等が日本国は敗北を喫してしまいました。
その有様は散々たるもので、本土に攻撃を受けた日本は焼け野原。
緑豊かだった山々も見事な禿山となってしまいました。
コレじゃあいかん!と思った当時の政府は元の姿に戻そうと大量の杉を至る所に植林する政策を採りました。
そして61年後―――――
当時植林され成熟した杉は毎年この季節に大量の花粉を放出し、今やそれが原因として発生する杉花粉症は国民病となりました。
よりによって何で1年で最も最も最も最も過ごしやすい季節に苦しまねばならないのでしょうか?
毎年誰に言うでもなく思うのですが、いつか誰かが花粉症が原因で死ぬと思うくらい苦痛です。
彼是もう花粉症とは15年のお付き合いですから、治療法は色々試しました。
甜茶がいいと聞けば甜茶を飲み、塩水での鼻うがいが良いと聞けば塩水で鼻を洗うと言った具合にあるある大辞典に踊らされる愚民共と何ら変わらない時期もありました。
それでも駄目なモンは駄目で毎年薬に頼ってしまっているのですが、先日仕事の中で薬剤師と話をしていたらカルシウム摂取により症状が軽減されるという話を聞きました。
えーと、なんでしたっけ?
カルシウムが細胞をうんたらかんたらする作用があったような無いような?と、いう話をあたしも過去に聞いた事があったので、酵素や栄養の摂取は日々の摂取が大事という事で、踊らされる愚民であるあたしは、お昼に紙パックの牛乳を飲む事にしました。
さて、牛乳も飲み終わり、後はパックを捨てるだけとなりましたので、あたしはパックをいつもの癖で綺麗にたたむ事にしたんです。
そしたらね、中に残っていた牛乳がですね、こうドピュッ!と飛び出しまして、あたしの手にべっとりくっついたんですよ。
その有様が、治療を受けているアスカの衣服を剥ぎ取って072をしてしまった後のシンジの手についた白い液体を彷彿とさせたんです。
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それを見てシンジは「最低だ…俺って」といつもの一人称ボクから俺に変るほどの自己嫌悪に陥ったワケですけれども、真昼間からここまで発想が飛躍するあたしも最低ですね。
カテゴリ : 日記