クロックアップ!
昨日の夜の事…取引先Aが今日の午前10時までに間に合わせて欲しい用件がある、との伝言を受けた。前もってそう言われていたので、今日は出社後スグに出発し何とか10時までには辿り着きそうな様子だった。
目的地まであと約800m…ふぅ、今回もなんとかやれたZE!
と思っていると、携帯が会社専用に設定した悪魔の着信ムービーアンデッドサーチャーが「ぺぺぺぺぺ」と繰り返し鳴り出した。
嫌な予感を覚えつつ電話に出ると…
「Aさんの所で追加の資料要請が入ったんですけどぉ~」
と能天気な総務の声。
お前(A)な
そういう事はもっと早く言え!
て言うかもう目の前に見えてんだよ、お宅んトコ。
まぁ仕方が無い、ココは先に受けた依頼だけ果たして事情を説明するとしよう。
果たして、取引先Aは流石に無理を言ってしまったという現実をわかっていたようで、少々遅れても構わないと言ってくれた。
さて、今度はココから目と鼻の先にある取引先Bに向かうとしよう。
すると再び、鳴るとロクな事が無い悪魔の着信が響き渡った。
うっわー、今度は何何?
「あのですね、Bさんの所で今すぐに欲しい薬品と資料があるそうなんで用意しておきました!」
”…今Bさんの目の前にいるんですけど……今すぐにって言われても、今日は至急の用事に対応できる人がいないので少々時間がかかりますとか言ってくれなかったんですか?”
「あ、他の所から欲しいという要請が入ると在庫無くなっちゃうんで、とりあえずと思って」
”……わかりました、今目の前にいるんで直接会って交渉します”
というワケで取引先Bに入ると――――
「持ってきてくれた!?」
ちょwwwwおまwwwww1分前に電話して持ってこれるワケねぇっつの!
あたしの体は超高速粒子タキオンが全身を駆け巡っていると思いますか?
”つい先程ご用k”
「今忙しいから話し掛けないで!」
('A`)
なんて俺様な相手なんだ…とか口には出しませんで、邪魔にならないようにしておりましたが、このままでは時間が無くなる。
そう判断し、一瞬の隙をつき事情を説明した。
”先程のご用件ですが、対応できるのが現在私だけとなっておりまして、少々お時間がかかってしまうのですが……”
何でもっと早く言わないの!?
ボケっとしてないで早くなんとかしなさいよ!!
×意が沸く瞬間とはこういう瞬間を言うのですね。
カテゴリ : 日記